入学式・入園式のジャケットの選び方とは?服装のマナーやコーデ例5選をご紹介
1. 入学式・入園式の服装マナーとは
お子様のご入園、ご入学、誠におめでとうございます。
お子様の健やかな成長と新たな生活の始まりは、ご家族にとっても楽しみなことですね。
大切な式典となる入園式・入学式は、お子様だけでなくお母様にとっても心待ちな一大イベント。
式典の準備は抜かりなく進めたいものです。
新生活の始まりとなる入園式・入学式は大切な節目の一歩として記憶に残ります。
マナーを踏まえた礼節ある服装で、思い出の1日を迎えましょう。
良識ある装いは、初めて出会う方にも好印象を持たれるもの。
お母様として自信をもってご挨拶できる、きちんとした服装を心掛けます。
お祝いの式典は、自然光の屋内で行われるセレモニーが主流です。
アフタヌーンのドレスコードを基本に、原色遣いや露出の多いものなど派手な服装は控えましょう。
その時々の流行を程よく取り入れたり小さなリボンなどは上品なアクセントになりますが、
必要以上に大きすぎるもの、分量の多い物は下品な印象になるのでセレモニーにはふさわしくありません。
式典の主役はお子様であることを忘れずに、必要以上に目立たない常識ある服装で好感度を上げましょう。
2. 入学式・入園式のスーツの相場
入学式や入園式に出席するお母様のスーツの選び方の中でも価格の相場はどれくらいが最適でしょうか?
リーズナブルなプチプライスから、ハイエンドのクチュールラインまでスーツの価格は様々です。
校風にもよりますが、昨今、和装は少数派で洋装のスーツスタイルが主流になっています。
ブランドロゴが目立つような装や、サイズが合っていない服装は悪目立ちする場合がありますので避けましょう。
お母様の立場なら、セットアップのスーツで30,000円〜50,000円のエレガントなラインが安心です。
上質な生地を使用し、適度に流行を取り入れたサイズのあったスーツがおすすめです。
入園式・入学式の季節は、日によって気温に寒暖差があるのでインナーや上着で体温を調節できるものを用意しておくと安心です。
3. 入学式・入園式のスーツを選ぶポイント
3-1. 色
入学式・入園式のスーツを選ぶ場合に抑えておきたいポイントをご紹介します。
まずは色に注目です。
厳粛な式典に出席することから、原色や光りの強いもの、特別目立つ色は避けましょう。
一般的には、紺を中心に、モノトーン、黒、グレー、ベージュなど落ち着いたダークカラーが主流です。
スーツは落ち着いた色を選び、合わせるインナーやコサージュなどで明るい差し色を添えると写真映りもきれいです。
新しい出会いの場でもあり、季節の始まりでもある入学式・入園式では、新生活を意識するような明るい色も好まれています。
幼稚園や小学校など、小さなお子様の入園式・入学式にはオフホワイトやパステルトーンなど、明るい色の差し色も素敵です。
3-2. 素材
次に押さえておきたいポイントは素材です。
フォーマル用に織り上げたツィードやドビーなど、仕立て映えのする上質な生地がおすすめです。
ブラウス付きスーツやジャケット付きワンピースなど、セットアップタイプのデザインを選ぶと、入学後も着回しがきいて便利に使えます。
春先は寒暖の差があるので、薄すぎる生地は避けましょう。
学校によっては空調設備がない場合もありますので、会場に合わせた素材選びもポイントになります。
3-3. アクセサリー
スーツが決まったら合わせるアクセサリーを選びます。
シンプルで丁寧に仕立てた良質なスーツなら、スーツだけでも安心ですが胸元にコサージュを添えると、表情が明るくなりお祝いの席にふさわしいスタイルになります。
コサージュの色はお好みですが、春にふさわしいパステルカラーやオフホワイト系に人気があります。
お洋服だけでなく、合わせるバッグや靴にも配慮してトータルコーディネートを心掛けましょう。
バッグは小型のものがふさわしく、大きなものやリュック、紙袋は適していません。
手荷物が気になる場合は、サブバッグを準備すると安心です。
靴はつま先の開かないパンプスタイプがおすすめです。
3〜5cm程度のヒール高のあるものがきれいに見えます。
ブーツ、ミュール、スニーカーはセレモニーには適していません。
4. 入学式・入園式のスーツに合わせるジャケットの選び方
入学式・入園式にお勧めしたいジャケット選びのポイントをご紹介します。
お祝いのセレモニーなので、慶事らしく礼節と適度な華やかさのあるジャケットを選びます。
定番のテーラーカラー、ノーカラーに加え、ショールカラーやヘチマカラー、フリルカラーなど、フォルムは制約なくお選びいただけます。
ノーカラーやテーラーカラーなど、着回しの効く落ち着いた定番スタイルに人気があります。
素材は、フォーマル用のツィードやドビー、ジョーゼットなど、仕立て映えのする生地がおすすめです。
お祝いの席らしく、光沢のあるシルキーな素材や細いラメ糸を織り込んだ生地も人気があります。
デザインは、ボタンで留めるタイプからカギホックで留めるタイプ、羽織るタイプなどお好みでお選びいただけます。
着丈の短いボレロ風のジャケットは若々しい雰囲気に、ヒップまでかかる長めの着丈は落ち着いた雰囲気で着こなしていただけます。
ブレードやリボン、異素材の切り替えなど、アクセントを加えたジャケットも素敵です。
テーラーカラーのジャケットはビジネススーツの印象にならないよう、アクセサリーを添えるとセレモニーにふさわしい印象になります。
袖口を折り返して楽しめるリターンカフス式のジャケットなら、袖丈の補正の必要が無くその時々でのアレンジが楽しめます。
5. 入学式・入園式のスーツに合わせる小物の選び方
5-1. 入学式・入園式のスーツに合わせるアクセサリーの選び方
入学式・入園式のスーツには、どんなアクセサリーを合わせたら良いでしょうか。
シンプルなスーツこそアクセサリーで雰囲気が変わります。
晴れやかなお祝いの式典だからこそ、コサージュはマストで合わせてほしいアイテムです。
つける場所にルールはありませんが一般的には左胸につける方が主流です。
胸にあしらう場合は鎖骨を基準にします。
鎖骨より少し高めにつけると華やかに、少し下目につけると落ち着いた印象になります。
背の低い方は鎖骨より高めに、背の高い方は鎖骨より下目にすると、全体のバランスがきれいに見えます。
アクセサリーを選ぶときはスーツとのカラー、素材、デザインのバランスを重視して、アクセサリーが浮かないようにします。
セットアップのスーツならアクセントになるアクセサリーを選ぶと素敵です。
バッグとパンプスを同じカラーで合わせると統一感を出すことができます。
5-2. 入学式・入園式のスーツに合わせる靴の選び方
入学式・入園式のスーツスタイルに合わせる靴の選び方をご紹介します。
スカートの場合もパンツの場合も、スーツに一番お勧めのシューズはパンプスになります。
ヒールは平らなものより、3〜5cm程度の高さがある方がきれいに見え、美脚効果もあります。
フォーマルシーンでは布製のパンプスがもっとも格調高くなりますが、皮革はコンビ素材でも問題ありません。
つま先のあいたオープントゥよりも、つま先を覆ったタイプのものを選びます。
色や素材をバッグと合わせると、より改まった雰囲気になり統一感のある装いになります。
スーツの色に合わせ、黒系またはベージュ系を選びます。
高価なものでもスニーカーや、ロングブーツ、ミュールはふさわしくありません。
5-3. 入学式・入園式のスーツに合わせるバッグの選び方
入学式・入園式のスーツにはどんなバッグを合わせたら良いでしょうか?
フォーマルウェアのドレスコードでは、バッグは布製の小型のものが正式とされています。
きちんとしたスーツスタイルには、お洋服とバランスの良いフォーマル感のあるバッグがおすすめです。
一方、入学式や入園式ではお子様の持ち物を預かったり、学校からの配布物を持ち帰ったりする場合もありますのでハンドバッグにサブバッグを用意しておくと安心です。
ハンドバッグは式典で着席した際に膝の上におけるくらいの大きさが良いでしょう。
バッグ本体が、そのまま自立するタイプも便利です。
素材は布、皮革を中心に選びます。
A4の書類が入るトートバッグタイプも、実用性があり便利です。
荷物が増えたときに対応できるサブバッグを入れておくと安心です。
6. 入学式・入園式のおすすめのコーデ例5選
- 楽々コーデチェンジ可能な2ジャケットスーツ
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きちんと感のある箱ポケットつきの白黒のジャケットとピンク糸が織り込まれた白ジャケット、白レース使いワンピースの3点セット。
卒業式、入学式のコーディネートを楽に決めたいと言う方におすすめ!ジャケットを変えるだけで簡単に、厳かな雰囲気の卒業式、華やかな入学式両方のコーディネートが可能になります。
デザインがシンプルなワンピースはふらしでウエストはゴムを使用、袖と裾まわりにスカラレースをたたいています。
アイテムの組み合わせによって、七五三や学校行事、オフィスシーンまで着回しが可能な万能セット。
- チェンジ可能な2ワンピースのスーツ
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ボウタイ風の襟がついたくすみカラーの華やかワンピースと袖レースがポイントのシックなネイビーワンピース、シンプルなツイードジャケットの3点セット。
ワンピースを変えるだけで、厳かな雰囲気の卒業式、華やかな入学式両方のコーディネートが可能になります。
デザインがシンプルなワンピースやジャケットは七五三や学校行事、オフィスシーンまで使いまわし可能な最強セット。
- セットアップ風ネイビーパンツスーツ
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同色同素材のネイビージャケット、ブラウス、パンツの3点セット。
パンツススタイルが好きという方におすすめ。
ネイビーは卒入両方こなせる優秀カラー。
入学式にはお祝いのアクセサリーを添えて華やかなコーディネートが◎です。
ジャケットはヒップが隠れる安心着丈。
パンツはスタイルアップさせながらもウエストゴムの楽々ポイント有。
- がらっと雰囲気が変えられるセレモニースーツ
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シロクロのツイードジャケット&タイトスカート、合わせやすいシロブラウス、オールマイティーなシンプルワンピースの4点セット。
厳かな雰囲気の卒業式にはジャケットとタイトスカートできちんとした装いに。
入学式は空気を含むようなワンピースにジャケットを合わせて華やかな雰囲気に。
使いまわししやすいブラウスとワンピースがセットになっているので、卒入だけでなく、七五三、学校行事、結婚式、オフィスコーデまで出番多数の最強セット。
どのアイテムもシンプルなので、色々なシーンに着回し可能。
7. まとめ
入園式や入学式は、お子様の成長と新しい門出を祝うおめでたい晴れの場。
お祝いの気持ちを装いに込めて、きちんとした中にも華やかさのある服装を選びたいですね。
安心して出席できるよう、きちんと準備しておきましょう。