卒業式などのセレモニースーツに合うコートとは?選び方やおすすめ10選をご紹介
1. 卒園式・卒業式でのコートに関するマナー
ここでは、卒園式や卒業式に着用するコートのマナーについてお話しします。
「決まりってあるの?」「色は?」「どんなデザインのコートがいいの?」などといった疑問に、わかりやすく解説していきます。
1-1. マナーについて
式典の際にはアウターは脱ぐのが基本的なマナーとなります。
しかし、体育館などで行われる卒園式や卒業式は、地域や年によって会場が広くて寒いことがあります。
体調や気温に合わせて、寒い場合はアウターを羽織りましょう。
感染症予防のために会場の換気をしながら卒園式や卒業式が行われるということが増えているそうです。
それを考えるとコートまで含めて、しっかり防寒対策をしながら、装いを考えたいものです。
寒さに弱かったり、卒業式の日が冷え込むという場合にはダウンコートを着ていきたいと思う場合もあるかもしれません。
ダウンは、座りにくかったり、カサカサ音がなったり、デザイン的にもフォーマルな雰囲気ではない場合もあります。
よほど特別な事情がない限りは、避けることも検討の余地ありです。
地域によっても異なりますので、気温や体調を見ながら選びましょう。
1-2. 色について
卒業式用のコートを選ぶ際は、「色」がポイントです。
基本的にはコートの色に細かい決まりはありません。
しなしながら、卒業式は厳かな式典になりますので、黒やネイビー、グレーあたりの暗めのトーンのもの。
基本的には、下に着用するスーツの色に合わせるのが安心です。
ベージュや白といった明るめの色のコートもNGではありません。
例えば、「赤」「オレンジ」「ピンク」「アニマルプリント」のような派手な柄物はフォーマルとはかけ離れていきます。
一度全体のバランスを確認しましょう。
2. 卒業式などのセレモニースーツに合うコートの種類とは?
スーツに合うコートの種類ですが、スーツの上からコートを着用する場合、デザインはシンプルなものを選ぶと良いでしょう。
また、スーツに厚みがあるのでゆとりがあるとスッキリ着られます。
では種類についてご説明致します。
2-1. フォーマルコート
フォーマルコートとは、「フォーマルな場面で着用できるコート」のこと。
慶弔問わずさまざまなシーンで使用できるよう、色は黒が基本でシンプルなデザインのものが多いです。
卒業式はフォーマルなシーンなので、フォーマルコートを選らぶと安心です。
フォーマルコートは卒業式だけでなく、入学式やご葬儀、セレモニー、結婚式など1着用意しておくと便利です。
2-2. スプリングコート
スプリングコートとは、「春用のコート」です。
冬用のコートよりも薄手な素材で、軽く羽織れて便利です。
卒業シーズンの季節感とぴったりマッチします。
スプリングコートにもさまざまなタイプがありますが、卒業式で着用する際は、シンプルできちんと感のあるデザインのスプリングコートが◎
2-3. トレンチコート
トレンチコートも、卒業式のようなフォーマルな場面で使用できるコートです。
デザインによってライナーつきであれば、気候に合わせて取り外しし、気温調節が可能。
スーツの上のモコモコ感も回避できます。
フォーマルな場面にも大活躍、普段着にも着回しが可能なアイテム。
すでにお持ちであれば、スーツに合うかどうか試してみてくださいね。
3. 卒業式などのセレモニースーツに合うコートを選ぶポイント
3-1. 丈
卒業式で着るコートの丈に関しては、特に決まりはありません。
ショート、ミドル、ロング、スーツとのバランスがよければどの丈でもOKです。
「ショート丈」か「ミドル丈」にすると、コートだと畳んだときにかさばって邪魔になることがないので、コンパクトにまとまりさすさがあります。
着丈の長いコートは、フォーマル感がでるでしょう。
身長にや雰囲気にもよりますので、あくまでも全体のバランスで決めるのがおすすめです。
3-2. 色
卒業式で着るコートの色に関しては、クロ、ネイビー、グレー、ベージュなどのベーシックカラーがおすすめです。
冒頭でも述べた通り、色に関しても特に決まりはありませんが、ベーシックカラーを選べば間違いはないでしょう。
クロやネイビーなどの暗い色でも、ベージュなどの明るい色でもOKです。
オレンジや赤、アニマルプリントなどを着用される例はあまり耳にしません。
スーツとの色みのバランスも見ながらチョイスしましょう。
3-3. サイズ
サイズに関しては、中にスーツを着るので、少し余裕があった方が動きやすく、見た目もスッキリします。
スーツは着用してみると、通常のトップスより生地が厚かったり、ジャケットとワンピースのアンサンブルタイプだったりするので、その分を加味すると良いでしょう。
逆にゆとりがありすぎるのも、きちんとした印象が薄れるので、スーツを早めに準備して、合わせてみるのが良いでしょう。
3-4. 素材
季節にもよりますが、コートは薄手がよいか厚手がよいか迷ったりもしますね。
薄手、厚手ともに、生地の厚みには決まりはありません。
お住まいの地域や、その年の気候、気温にもよってくるかと思います。
厚手だと、ウールなど冬にも着られるタイプになります。
寒い地域や冷え込む日であれば、ウール素材などでもOKです。
また、スーツの上に羽織るのでスプリングコートやトレンチコートなどの薄手タイプもかさばることなく着用できるのでおすすめです。
一番大事なことは、卒業式が行われる館内で体温調節できるかどうかです。
個人で感覚も異なりますので、気温をチェックするようにしましょう。
4. 卒業式などのセレモニースーツに合うおすすめのコート10選
セレモニースーツ自体に厚みがあるので、コート選びは難しい点があります。
その点、フォーマル用に作られたコートは、アンサンブルの上に羽織れるように作られているので、ゆとり多めに作られているのでおすすめです。
また、Aラインなどのしめつけがないデザインを選ぶとゴワゴワせずにコートが着用できるでしょう。
「セレモニーのためだけに用意するのはちょっと、、」と思いがちですが、様々なフォーマルシーンや普段着にまで着まわしができるコートを10選をご紹介していますね。
- ガウン風フォーマルコート
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寒い時期に取り入れたい「漆黒」のコート。
羽織るだけでスタイリングが完成する、ガウン風のお洒落なシルエット。
アンゴラビーバー×毛の生地は繊維の中に空気を含むので、軽いのにとても暖かい着心地です。
共生地のベルトがアクセントにもなり、慶弔だけでなく、パーティーや普段着など、様々なシーンにご着用できます。
ゆとりがあるので、中にスーツを着ても動きにくさが出にくいのがポイント。
あたたかくて、きちんとした印象に。
- ビッグカラーのフォーマルコート
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カシミヤ混のウールを贅沢に使った長めの着丈とフレアーシルエットが暖かくおしゃれなフォーマルコート。
肩を大きく覆うショールカラーがエレガント。
襟元にワンタックを施すことで立体的なフォルムになるよう設計しました。
共生地のリボンベルトでウエストマークすればよりすっきりと着こなしていただけます。
卒業式などのフォーマルなシーンでの礼節を大切にしながら普段使いにもおしゃれで機能的な一着。
- カシミヤ混のフォーマルコート
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160年以上の歴史を持つアクアスキュータムのコート。
なめらかな手触りと暖かさがうれしいカシミヤ混ウールで仕立てたフレアーシルエットのフォーマルコート。
アシンメトリーにデザインされたショールカラーとフロントの打ち合わせが慎ましくエレガント。
袖は袖口に向かってゆったりと広がり、カフスデザインが手元を華奢に見せてくれます。
贅沢な素材をたっぷりと使い、格式を添えるクラス感あふれる一着。
- ショールカラーのツイードコート
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見た目にも温かく、チャーミングなウンガロらしいツイードコート。
ツィード素材はセレモニーにぴったり。
卒業式などのフォーマルシーンはもとより、普段のお出かけにも大活躍。
甘いショールカラーをポイントにしたソフトAラインのシルエットは、流行に左右されることの無い永遠の定番です。
襟もとは開き過ぎず詰まり過ぎず、パールネックレスが少しのぞくようデザインされています。
上部の飾りボタンは、コートと共生地のくるみボタンでアクセントに。
- JLモノグラムジャカードフォーマルコート
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洗練された上質感をベースに現代女性のためのファッションを提案するLANVIN NOIRのコート。
シンプルなフォルムながら、ブランド創業者ジャンヌ・ランバンのイニシャル「JL」を模したモノグラムジャカード生地がオシャレ。
襟元にダーツをとったノーカラーと自然なAラインのシンプルさが存在感のある素材を引き立たせます。
形はシンプルに、生地にこだわって。
- ステンカラーのフォーマルコート
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160年以上の歴史を持つアクアスキュータムのフォーマルコート。
卒業式のような季節の変わり目に大活躍。
ふんわりシルエットのロングコートなので、スーツの上に軽く羽織れます。
英国の伝統的なシルエットをアクアスキュータムのアイコンであるクラブチェックジャカードで表現した生地。
フォーマルシーンだけでなく普段使いにもおすすめしたい一着です。
ラグランに切り替えた袖、緩やかなAライン、膝下までのたっぷりした丈感。
- タフタのスプリングコート
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肌触りの良い「タフタ」で仕立てた、裏地のない一重のスプリングコートです。
シルクティストなタフタがフォーマル感を醸し出します。
ブラックフォーマルとの相性はもちろんのこと、卒業式入学式のようなセレモニー、普段のお出かけにもさらっと羽織れる便利な1着。
シンプルなテーラーカラーにたっぷりとしたリボンベルトがアクセント。
袖口はスリット入りでカフスの様にも織り返せるデザイン。
両脇にはポケットがあり、機能性も◎。
- シャンタン素材のフォーマルコート
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フェミニンかつ繊細、チャーミングなウンガロ ソワのフォーマルコート。
女性本来の美しさに着目した曲線的なフォルム。
贅を尽くし厳選された素材による、流れるようなラインで、着る人を一際美しく見せるシルエットです。
小ぶりのコサージュが2つ付属しているのでお好みに合わせて使えます。
上品な印象ながら軽く着心地良く羽織れる、卒業式など、春のコートとしておすすめです。
- 弱撥水のトレンチコート
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LANVINの洗練された上質感をベースにした、クラス感のある高品質なトレンチコート。
ランバンのモノグラム柄がモダンな、雨の日も安心な弱撥水のトレンチコート。
フォーマルシーンだけでなく様々なシーンにマルチに活躍します
ギャザーを入れてふんわりとしてシルエットと、共生地のリボンベルトでスタイリングのアレンジも楽しめます。
両側にポケットがあり、コートとしての機能も充実。
5. まとめ
以上、卒業式で着るコートのマナーや、色やデザインなど、選ぶポイントをご紹介してきました。
卒業式がフォーマルな場面であることが頭に入っていれば、そこまで難しく考えなくてもよいでしょう。
あとは、季節の変わり目でもあるので防寒という機能であることも忘れずに。
体調を万全に、冷えることのないように備えましょう。
お子様の学生生活最後の日である、卒業式。
家族の門出の大切な1日、思い出に残る素敵なひとときを過ごしてくださいね。