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1. 出棺とは?

出棺とは葬儀・告別式後に棺を火葬場に移動するまでの一連の流れのことを指します。
葬儀に参列した経験がなければ出棺では何をするのか、どのようなことに注意すればよいのかなど、ほとんどの方は分からないことだらけではないでしょうか。
今回はそんな出棺について、流れや注意点を解説します。

2. 出棺前後の流れ

2-1. 別れ花

棺の中の故人の周りを生花で飾ることを「別れ花」と言います。
花は祭壇を飾っていた白をベースとした菊や百合、カーネーションを用いるか、ご遺族が準備することもできます。
ご遺族が準備する場合は、あまり華やかにならないよう気をつけましょう。

別れ花を行う順番としては喪主、喪主の配偶者、親兄弟と故人と縁の濃い方から行います。
また棺の中に、故人と縁のある品を副葬品として入れることもできますが、眼鏡などの金属類や燃えにくい物は入れることはできません。

2-2. 釘打ち

棺の蓋に小石や小槌で釘を2回打ち込む儀式のことを「釘打ち」といいます。
物理的に棺桶に蓋をするという以外に「死者が蘇らないように」や「故人の死を受け入れる」という意味も込められています。

釘打ちの順番は親や配偶者、親族と故人との縁の濃い方から行います。
昨今ではこの儀式を行わないことが多いようです。

2-3. 出棺

出棺とは火葬場へ向かうため棺を運び出し、霊柩車へ移す行為のことです。
運び出す時、車に乗せる時はご遺体の脚側を前にし、親族の男性6~8名で運ぶとよいでしょう。

移動する際には喪主が位牌を、遺影は他の遺族が持ち、遺族や親族など限られた人数で火葬場へ向かいます。

出発前に喪主は葬儀に参列して下さった方やお世話になった方へ手短に挨拶をします。
話す内容に迷うようでしたら葬儀社に相談すると事例を用意して下さいます。

2-4. 火葬

火葬場に到着後、炉の前で最後の焼香や僧侶が同伴している際は枕経を行う「納めの式」と呼ばれるお別れをしてから火葬となります。
火葬には1〜2時間ほどかかるので、知らせがあるまで控室で茶菓子や軽食をとりながら待つことになります。

火葬場によっては売店が併設されており茶菓子・軽食が用意できる場合もありますが、そうでない場合もあるので事前に葬儀社か火葬場に確認しておくとその場で慌てずにすみます。

2-5. 骨上げ

火葬終了の連絡を受けたら火葬炉の前まで移動し骨上げとなります。
順番は遺族、親族と故人と縁の濃い方から二人一組になり行います。

一人は木製の箸、もう一人は竹の箸を使い二人で一本のお骨を骨壺へ納めます。
この二人で一本のお骨を挟むことを「箸渡し」といい「三途の川を渡る際の橋渡し」に通じるとも言われています。

お骨を収める順番にも決まりがあります。
足の方から上半身へと進み、喉仏を収めて終わりとなりますが、係員が教えてくれますので心配はありません。

2-6. 還骨法要・繰り上げ初七日

お骨と一緒に葬儀場やお寺、自宅に戻りお骨となった故人を供養する儀式が「還骨法要(かんこつほう)」です。
葬儀と同じように祭壇に遺影・位牌・遺骨を安置し僧侶による読経を行った後、遺族が焼香を行います。

葬儀のさいに「繰り上げ法要」として初七日法要用も一緒に行う場合、環骨法要も合わせて済ませる場合もあります。

2-7. 精進落し

四十九日の喪が明けるまで肉や魚を断つ生活しており、その期間が終わり通常の食事に戻るタイミングという意味合いでした。

しかし現在では葬儀に関する一連の儀式が終了した後、僧侶や親族、お世話になった方々をお招きし、ねぎらいの意味を込めて飲食を振舞うことへと意味合いが変わってきています。

地域によっては火葬の待ち時間に精進落としを済ませるところもあるようです。

3. 出棺時のマナー

3-1. 挨拶マナー

喪主は火葬場へ出発する前に、葬儀へ参列された方々へ挨拶をします。
一般的には故人の配偶者や故人の子などが喪主を務めます。

挨拶の内容は故人との思い出話の他に「葬儀に参列されたお礼」「生前お世話になった感謝」「今後も変わらぬお付き合いのお願い」などを盛り込みます。
伝えたいことも多々あると思いますが、あまり長くなりすぎないよう1〜2分で話し終えるくらいが良いでしょう。

悲しみも癒えないうちに時間に追われ、なかなか思うようにまとめられないときは、葬儀社へ相談してみましょう。
例文を用意してくださる場合もあります。

会葬者は出棺まで外で待機する場合もありますが、その際に注意したいのがおしゃべりです。
厳粛な雰囲気から解放されつい、おしゃべりをしてしまいそうになるかもしれません。
しかし葬儀の場ではマナー違反です。
出棺を待つ間も出棺後も私語は慎み、故人へ思いを馳せ、心静かにお見送りしましょう。

霊柩車が火葬場へ出発したら一礼し見えなくなるまで合掌でお見送りします。
一礼の際に数珠を使うようでしたら、あらかじめ左手に用意しておきます。

3-2. 服装マナー

服装については男女とも清潔感のある喪服で参列するのが一般的です。
女性は日常身に着けているような華美なアクセサリーは外し、メイクも薄化粧を心がけましょう。

殺生を連想させる爬虫類系の素材を用いたバッグや靴、毛皮のコートなどは着用を控え、華美にならないように気を付けます。

寒い季節ですとコートなどの防寒着を着用することもあるでしょう。
出棺前であれば着たままで待機していても問題はありません。
ただし、出棺の際にはコートは脱ぎ、礼服で見送ることになります。
寒さが苦手な方は厚手の肌着を着る、カイロを貼るなど防寒対策を考えておくと安心して臨めます。

夏場でしたら、屋外の暑い日であってもジャケットを着用してお見送りします。

また雨の日の場合は傘を差すと思いますが、ここでもちょっとした気遣いが必要です。
色は黒や紺などの地味な色の傘を使いましょう。
どうしても用意できないときは、コンビニなどで購入できるビニール傘でも問題ありませんが、やはり透明なタイプや装飾の無いシンプルなものを選びます。

3-3. 持ち物マナー

葬儀会場から火葬場へ移動する際には、いろいろと持参しなければならないものがあります。
ここでは持ち物について解説します。

最も重要なのが「火葬許可証」です。
これはお住いの自治体へ、死亡届と火葬許可申請書を提出し発行してもらいます。
場合によっては葬儀社が手配してくれることもありますので、初めに確認しておくと良いでしょう。
これは火葬場にも必要ですが、遺骨を埋葬時にも必要となりますので、紛失しないように注意しましょう。

「心付け」は義務ではありませんが、火葬場の係員に渡す場合は、事前に小さい不祝儀袋や無地の封筒などに入れて用意しておき、火葬前に渡します。
心付けの相場は3,000〜5,000円です。
他に霊柩車やマイクロバスの運転手に渡す場合も同じ相場で問題ありません。

火葬の待ち時間には同行者に出すためのお茶菓子や軽食が必要です。
持参できる場合は事前に用意しておきますが、持ち込みが出来ない場合は火葬場に売店などが併設されているので、こちらで購入するためのお金を持っていきます。
葬儀社に確認して決めるとよいでしょう。

4. 出棺に関する注意点

4-1. 出棺の時間は火葬場の予約から逆算する

出棺の時間は火葬場を予約した時間から逆算して決めます。
最近では火葬場までの道すがら、思い出の場所へ立ち寄ることもあるようです。
このような場合は通常より時間がかかることを念頭に置いて、出発時間を決めます。
また首都圏では火葬場の数に対し死亡者数の割合が高いので、希望した日にちを抑えることが難しくなっているのが現状です。
火葬場の予約状況やスケジュールについては、葬儀社に相談しながら早めに確認しておきましょう。

4-2. 火葬の同行は事前にお願いする

火葬場へは葬儀に参列した全員が同行するわけではありません。
遺族の他に親族などの故人と縁の深かった人など同行してほしい方には遺族から事前に依頼されます。
そのさいは速やかにお返事します。

動向を希望していたのに声がかからなかったからと言って、無理に同行しないようにしましょう。
車の手配など、せっかく準備していたものや段取りに不備が生じる原因になってしまいます。

4-3. 地域の風習を親族やお寺に確認しておく

これまでの「出棺について」は一般的な流れを解説しましたが、地域によっては執り行なわない儀式もあるでしょう。
または「火葬場への行き帰りは同じ道を通らない」や「故人が使用していた茶碗を出棺時に割る」など、その土地独自の風習があるかもしれません。

心配であれば、まずは葬儀会社やお寺、その地域の風習に詳しい方に事前に聞いておくと、直前に慌てて段取りを修正する手間や費用を省けます。

5. まとめ

出棺に関しては、火葬場への同行確認や火葬許可証を必ず持参するなど、やることが多く常に気を張っていなければなりません。

参列する側としても出棺までの流れを知っておくと、ご遺族の負担にならないような行動を心がけることが出来るのではないでしょうか。

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WRITER
FORMAL MESSAGE.com編集部

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