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1. 結婚式でショールやストールを羽織るのはマナー違反?

結婚式のお呼ばれコーデに華やかさや、きちんと感を表現してくれるストールやショール、ボレロなどの羽織もの。

これら羽織りものには、結婚式のお呼ばれの装いでは、ドレスを華やかに見せてくること、また露出を抑えてマナーにあわせることができることなど、重要な役割があります。

ここでは、そんな結婚式の服装での羽織もののメリットやマナー、そしてドレスと合わせる際のポイントを紹介します。

2. 結婚式でショールや羽織ものを着るメリットとは

2-1. コーディネートに上品さと華やかさを演出

ノースリーブなど袖のないドレスに、羽織りモノをプラスすると、肌の露出を抑え、マナーに沿ったフォーマルな装いになります。

ボレロやジャケットや、レースやシフォンなど高級感のある素材でできたストールやショールは、上品で華やかな印象に。

2-2. 羽織もので印象が変えることができる

羽織ものはわりと面積が広いので、チェンジするだけで同じドレスが違う印象に見せることができます。

昼の披露宴ではストールやボレロなどを羽織り、夜の二次会ではドレス一枚で…などシーンに合わせてコーディネートに変化をつけることも可能。

また、前回と同じドレスでよいか迷った時に、羽織ものでガラリと印象を変えられます。

2-3. 二の腕など、体型カバーに

腕をできるだけ隠したいというのが正直な気持ち。
ノースリーブのデザインのドレスには、気になる二の腕や体型をさりげなくカバーしてくれる羽織ものが便利アイテムになります。

袖にデザインがあるボレロや、さっと羽織れるストールは、気になる二の腕をさりげなく隠してくれます。

2-4. 冷房対策や汗染み対策に

年々気温が上がっている日本では、会場が冷房で冷えていることがあります。
せっかくの結婚式で気になってしまうと式に集中できなかったり。

簡単に脱ぎ着できて体温調節可能な羽織ものは、寒さ対策にも最適です。
外を歩いてきた時などの汗染みも隠してくれます。

3. 結婚式におすすめの羽織りの種類

結婚式の羽織りものの種類には、大きく3つがあげれます。
それは、ストール(ショール)、ボレロ、ジャケット。
ここでは、どのようにこれらのアイテムを装うことができるののポイントを詳しくご紹介いたします。

3-1. ショール(ストール)の特徴

肩掛けの羽織ものとしてあげられるのが、ストールやショール。
正方形や長方形のデザインで作られたものが多く、素材も色の種類も様々あります。

バリエーションを作れるのがストールやショールの魅力の一つ。
そのまま肩にさっと羽織ったり、正方形のものは半分に折って三角形にして使用したりすることもできます。

★おすすめポイント

■簡単に脱ぎ着できて、形が色々変えられる。
袖を通してはおるものではないため、どんなドレスにも簡単に羽織ることができます。
面積が広いので、羽織るモノでドレスの印象もがらりとチェンジ。

また、前に結ぶ、後ろで結ぶ、結び目にコサージュをつけるなど、何通りにでもアレンジが可能。
見え方を変えられるので、一つのドレスのコーディネートの幅も広げることができます。

■結婚式以外にも、二次会、食事会、アウターとしても使えます。
羽織りの中でも上品でフォーマル感のあるショールやストール。
結婚式以外でも、そのあとの二次会、ちょっとしたお食事会のシーンにもつかえます。

また、あまり寒くない時期だったら、アウターコートの変わりにストールやショールを羽織り、会場で羽織り方を変えるという使い方も◎

■冷房対策対策として
会場が冷房で冷えていて、式に集中できないなんてことがありますよね。
その時にストールやショールが便利です。

体が冷えた時は、肩にかけたり、膝にかけたり。
汎用性がきくというところが、ストールやショールの便利なポイントです。

3-2. ボレロの特徴

「ボレロ」とは着丈が短く、コンパクトな羽織アイテムです。
着丈が短めなのでスタイルアップができ、前をとめないデザインが多いです。

★おすすめポイント

■上品に着こなせる
お呼ばれの場にぴったりで、崩れることなく上品に着こなせる ボレロは着丈の短いコンパクトなものが多いアイテムです。

袖にデザインがあるものが多く、パフスリーブやフリルやフレアなど、女性らしいデザインの種類が多いです。

ショールのように見せ方は変えられませんが、型崩れをきにすることなく着用できます。

■着丈・袖丈や袖のデザインなど種類が豊富
着丈の長さや袖のデザインなど、選べる種類が豊富なボレロ。
ドレスのデザインによって選ぶ楽しみも有り。

シンプルなドレスにデザイン性の高いボレロを組み合わせたり、逆にデザインの凝ったドレスであればシンプルなボレロを合わせるのも良いでしょう。

3-3. ジャケットの特徴

ジャケットは、一般的にボレロより着丈が長く、ボタンなどの前留めが付いたタイプの上着を指します。
テーラードやヘチマカラー、ノーカラーと襟周りのデザインが豊富。
襟の形で変化を見せられます。
ボレロより、大人できちんとしたイメージに。

★おすすめポイント

■フォーマル感が増す
ストールやボレロに比べて、よりフォーマル感が高い雰囲気になるジャケット。
親族や会社の上司など、立場のある場合などにもおすすめです。

襟の形にも、テーラード、ヘチマ、ノーカラーなど種類が様々なので、見せたいスタイルを表現できます。

■落ち着いた印象なので30代、40代〜の女性にもおすすめ
ボレロは丈が短く、可愛らしさや素材によっては若々しさが出ます。
そんなときにジャケットは、大人っぽく着用でき、30代以上の年代の方にもおすすめできます。

また、覆われる面積が多くなるので、気になる二の腕や背中など、体型カバー効果も期待できます。

■他のフォーマルシーンでも活躍
結婚式、入学・卒業式や会社の祝賀会、といったお祝いのシーン、また結婚式以外のシーンでも使えるのでオススメです。

デザインによってはお仕事着としても◎行き帰りのアウターとしても使え、オールマイティーなアイテムです。

4. ドレスに合うショール(ストール)・羽織りの選び方のポイント

ここからは、ショールやストール、ボレロ、ジャケットの選び方のポイントをお伝えしていきます。

ドレスの色との組み合わせとしては、濃い色のドレスには明るめのカラーの羽織ものを合わせるなどの色を変えるコーデ、またシックに同系色同士でまとめるコーデと大きく2パターンが挙げられます。

別の色でまとめる場合は、羽織りと靴、バッグを同系色にすると◎
同系色の場合は、靴やバッグの色を変えるとコーデがしまります。

ドレスの丈とのバランスとしては、ストールやボレロなどの羽織ものの着丈は、ドレスの切り替え位置に合わせて選ぶと、バランスよく決まります。

素材感としては、高級感のある素材を選ぶとよりフォーマルなイメージの装いになります。
ショールだと、オーガンジーやチュール、ラメニットなど、お祝いの席にふさわしい装い。

季節によっては、フェイファーで季節感を表すこともできます。

ジャケットやボレロは、サテン、ジョーゼット、レース使い、刺繍、ジャカードなどを取り入れると、ぐっと格があがります。

ここからは、ストール(ショール)、ボレロ、ジャケットと、3種類の羽織もののタイプ別に、ドレスに合わせるポイントをお伝えします。

4-1. ショール(ストール)の選び方

ショールのよいところは、ドレスのデザインを選ばないところ。
胸下切り替え、ウエスト切り替え、ウエストより下に切り替えがあっても、形を変えらるので調整が可能。

例えば、ボリュームのあるスカートが特徴のドレスであれば、薄手のショールを選んだり、ショールの結び目を後ろに作ったりすると、バランスが良くなります。

4-2. ボレロの選び方

胸下かウエストに切り替えがある、もしくは切り替えがないドレスとの相性がよいです。
コンパクトながらにもドレスの一部のような形で、コーディネートが可能です。

例えば、シンプルなドレスにレース刺繍のあるようなボレロをあわせ、主役をボレロに持っていくのも有りですね。

4-3. ジャケットの選び方

重みのある羽織りなので、シンプルなドレスに合わせるのがおすすめ。
またマニッシュなイメージや格式高いイメージに持っていけます。

最近ですと、オールインワンドレスに合わせるとカッコいいコーディネートに。
また、ロング丈のドレスなどに合わせると高級感のある格式高いエレガントな装いになります。

5. ショール(ストール)や羽織ものを購入する際の注意点

ここでは結婚式での羽織もののマナーや注意ポイントについて解説します。
知らずに選んでしまってマナー違反になってしまっていた、なんてことのないように確認していきましょう。

5-1. 色の注意点

ドレスの選び方でもよく言われていますが、主役の花嫁さんと被る全身真っ白、悲しみのシーンを連想させる真っ黒、その2点は避けた方がよいでしょう。

明るい感じの色を選ぶとしたら、生成りやベージュにしてみるのは有り。
特にストールは面積が大きいので、白のイメージがつきやすいので、白に近い色は、写真写りの観点からも、考えた方がよろしいです。

また、ドレス、羽織り、小物、ストッキングが全て黒にするとやはり喪のイメージがつきます。
ドレスが黒であれば、羽織りや小物をカラーアイテムに変えてお祝いの雰囲気を出しましょう。

5-2. 素材の注意点

リアルファー素材やレザーのようや殺生をイメージさせるものは、お祝いの場ではタブーと考えられる方が多いです。

ただ、昨今はリアルファーはエコファーに変えて、装いを楽しむことは許容されてきています。

また、コットンやリネン、ニット素材については、フォーマルっぽく使える素材も出てきてはいますが、カジュアルウエディングや二次会などでは組み合わせとして着用する方も増えています。

ニットは種類様々ですが、羽織りでいうとラメニットなどのボレロはフォーマル感ありです。

5-3. 柄の注意点

昼の結婚式は、露出を抑えて、大きな宝石などではなくパールなど控えめなコーディネートをおすすめしています。

ラメやスパンコールなどがついた羽織ものは、さりげないものであれば着用可能です。

アニマル柄についても、NGとまではいきませんが、フォーマル感は出にくくなります。
羽織りで使うとなると、主張は大きくなってしまうため、全体のバランスをチェックしましょう。

6. ショール(ストール)のおしゃれな着こなし方

ここではショールやストールの簡単でおしゃれな巻き方(結び方)についてご紹介します。
バリエーションの作れるショールやストールはとても便利ですね。

6-1. そのまま肩にサラッと羽織る

アレンジするのも素敵ですが、そのままさらっとストールやショールを羽織るだけでもさまになり、クールで大人っぽい雰囲気に。
背中で少したるませて、ドレープを作るとさらにエレガントな雰囲気を作れます。

6-2. 結び目を作る

結婚式でもよく見かける結び方が前結びです。
肩から掛けたストールの両端を前で軽くひと結びします。

結び目は胸の高さからやや下ぐらいがちょうどよいバランスです。
ショールやストールを肩に羽織り、前で結び目を作ると、上品でフォーマルな雰囲気に。

また、後ろに結ぶと前から見ると、ボレロのようなコーディネートが作れます。
肩にかけた時に、スルッと抜けてしまう素材のショールやボレロは結ぶと、崩れることなく形が整いやすいです。

6-3. 結び目をアクセサリーでとめる

形が変えられるのが便利なショールですが、崩れがちなデメリットもあります。
崩れが気になってしまうというお悩みを解決するのが、結び目をアクセサリーでとめるコーディネート。

コサージュやブローチなどを結びめにオンするだけで、崩れにくくアクセントにもなります。

7. まとめ

ここでは、ショールやストールを中心に、ボレロ、ジャケットなどの羽織ものアイテムについてご紹介してきました。

羽織ものを入れるだけで、コーディネートに幅がぐっと広がることがお分かりいただけたと思います。
ぜひ、羽織りものでドレススタイルを楽しんでみてくださいね。

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WRITER
FORMAL MESSAGE.com編集部

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