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1. お葬式でネックレスは身につけていいの?

悲しみの儀式であるお通夜、葬儀・告別式にネックレスをつけてもよいのでしょうか? それともつけなくてはいけないのでしょうか?改めて考えると何が正しいのか迷ってしまいますね。

着物の和装とブラックフォーマルの洋装では考え方が異なるため、それぞれに分けて解説していきます。

1-1. 和装の場合

和装の場合、日本の服装文化に基づいているため、洋装の装身具であるネックレスはつけません。

和装の着物につけてよいアクセサリーは結婚指輪と婚約指輪に限られます。
これらの指輪でも大きな石のついたものや派手なデザインのものは弔問にふさわしくありません。
あらかじめ外した方が良いでしょう。

1-2. 洋装の場合

洋装の場合、ドレスコード自体が欧米の文化に基づいているので、ネックレスはつけて構いません。

洋装では、アクセサリーをコーディネートして装いを完成させるという文化のため、お葬式の喪服にもネックレスを合わせます。

全体のバランスによるので、必ずつけなければいけない、というものではありません。
アクセササリーは、喪服の装いを完成させ、悲しみの気持ちを表現するためのものです。
華美になったり派手にならないことが大切です。

アイテムとしては、正喪服、準喪服、略喪服ともに、一連のパールのネックレスが好ましく、珠の大きさは7〜8mmが適しています。
首に添ったチョーカータイプの長さが好ましく、分量の多いものや長く下がるものは避けましょう。

2. お葬式につける真珠ネックレスの選び方

2-1. ネックレスの長さ

お葬式でつけるネックレスは、おしゃれのためというよりも、立場に応じた格式を表現し、哀悼の意を表すことが目的です。
華美になったり大げさに見えたりしないことが大切です。

首に添ったチョーカータイプで、一連の真珠のネックレスで、珠の大きさは7〜8mmが適しています。
二連のものは「不幸が重なる」といわれ、日本国内ではタブーとなるので注意しましょう。

珠が大きなものやバロックタイプのものは華やかな雰囲気になりますので、弔問の席にはふさわしくありません。
小さなベビーパールはカジュアルな印象になるので、社会的な立場のある方やミセスにはふさわしくありません。

連の長さは、首の太さや洋服の襟のデザインに合わせてバランスの良いものを選びます。
標準の長さは38〜42cmで、付けたときに垂れ下がらない長さを選びます。

留め具部分は飾りのあるものやゴールド系を避け、シルバー系の目立たないものを選びましょう。

2-2. 色と形

真珠の色は、白、グレー、黒があります。
まず用意するなら、スタンダードな白がおすすめです。

白の中でも、イエロー系、ピンク系など少しずつ色味が異なっています。
人工真珠の場合は、貝パールと呼ばれる上品な艶感を表現した真珠がおすすめです。
天然真珠と同じ核を使い、丁寧に球体に仕上げているので、珠が均一に丸く、上品な質感を表現しています。

弔問時には定番の白に加えグレーパールもお選びいただけます。
グレーパールは天然の黒真珠に由来するもので、年齢によって白いパールが目立ちすぎると感じる場合や、喪主、ご親族など、格式高く装う時には格調高いグレーパールがおすすめです。

長さや珠の大きさは白パールと同様になります。
立場に合わせて2色そろえておくと安心です。

天然の本真珠は粒ごとに巻や色が異なっております。
天然物に由来するものですのでマナーに反するということはありません。

一連のパールのネックレスは冠婚葬祭に便利なアイテムですので、気に入ったものを用意しておくと良いでしょう。

3. 真珠以外にお葬式で身につけられるアクセサリーとは?

真珠に加え、ジェット、オニキス、黒珊瑚、黒曜石、べっ甲も弔問のモーニングジュエリーとしてご使用いただけます。

ジェットとは流木が長い年月を経て化石化したもので、イギリスのヴィクトリア女王が喪に服した際に身に着けたことでモーニングジュエリーとして広く知られています。
日本の皇室でもモーニングジュエリーとされており、希少価値が高く鑑定書が付くジュエリーで軽くて温かみのある質感が特徴です。

オニキス、黒曜石は石ならではの硬質感が特徴で、暑い季節に清涼感のあるアクセサリーとして人気があります。
夏場の法要時には清涼感を出すために、カットの入ったデザインも使用されます。
ホテルでのお別れ会や三回忌以降の法要でも真珠と並んで人気のあるアイテムです。

いずれも喪服にふさわしい一連を選び、華美な留め具がついたものや連の重なったもの、珠の大きなデザインは避けましょう。

4. お葬式で身につけるアクセサリーの注意点

お通夜、葬儀、告別式の喪服に合わせるアクセサリーについてご紹介します。

適度にアクセサリーを合わせることで、品を高めきちんとした印象になります。
儀式の内容に合わせ、良識の範囲でコーディネートします。
亡くなった故人やご遺族にきちんと礼を尽くすことが大切ですので、目立つものや華美な印象になるものは避けましょう。

喪服に合わせるアクセサリーは、ネックレスに加えイヤリング、ピアスもお使いいただけます。
いずれも下がるものや揺れるものなど、派手な印象になるデザインはふさわしくありません。

日本では涙を意味するともいわれる真珠が適しており、耳たぶにつける一粒珠のものがおすすめです。
古くはピアスを避ける傾向がありましたが、昨今では一留め具が違うだけの一般的な装身具とされているので、マナーに反するということはありません。

一方で、たくさんのピアスや耳たぶ以外につけるピアスは、悲しみの儀式にはふさわしくないので外した方が安心です。

指輪は、結婚指輪と婚約指輪に限ります。
どちらも、大きな石がついたものや光の強い物など、華美なデザインであればあらかじめ外しておきましょう。
特に指輪は、ご焼香や献花の際に目につきやすいので注意が必要です。

いずれもご自身がつけたいという気持ちでなく、相手がどのようにとらえるか、哀悼の気持ちがきちんと伝わるかどうかが大切です。
礼を尽くした装いで、きちんとお見送りできることが大切です。

5. お葬式用のおすすめのネックレス5選

貝パールのネックレス、イヤリングセット

貝パールのネックレス、イヤリングセット

【5614990-10-01】
¥11,000(税込)
貝パールのネックレス、イヤリングセット
大人のたしなみとして準備しておきたい、一連パールネックレスとパールイヤリングのセット。
留め具にはリーフデザインを施し、繊細で慎ましい印象です。

「人魚の涙」との言われもあるパールは、慶弔どちらのシーンでもお使いいただけます。
着脱がスムーズにできると人気のマグネットタイプのネックレスに、一粒パールのイヤリングをプラスすればおそろい感がアップして、よりきちんとした印象になります。
【ジェット】一連のプレミアムネックレス

【ジェット】一連のプレミアムネックレス

【5612006-00-01】
¥104,500(税込)
【ジェット】一連のプレミアムネックレス
「ジェット」は、数億年前の植物が河川などの底に堆積し化石となった有機物を起源とする宝石。
自然界由来のしっとりした質感と深みのある艶が特徴で、身に付けた時のぬくもりと軽さが魅力の逸品です。

英国王室や日本の皇室では喪の場面に合わせる「モーニングジュエリー」とされており、 ヴィクトリアンジェットは喪のシーンにふさわしい漆黒部分だけを加工した優れた品質を誇ります。

センターにくる珠から自然にグラデーションしたこだわりの一連ネックレス。
日本彩珠宝石研究所の鑑別書をお付けします。

軽くてぬくもり感のあるジェットのために、ネックレスの留め具部分は金属を使わず 水牛の角を使用しています。
上質で強度のある角先端の芯部分のみを採用しているため、1本の角から製品化されるのは1〜2個の貴重品です。
金属を一切使用していないので金属アレルギーの方にも安心してお使いいただけます。
オニキスのマグネットネックレス

オニキスのマグネットネックレス

【5615200-00-01】
¥11,000(税込)
オニキスのマグネットネックレス
涼しげな輝きが魅力の丸玉オニキス。
身につける際のひんやりとした感触に心が引き締まり、きりっとした印象を与えてくれます。

深い黒色のオニキスには「心のバランスを整え、浄化する」という石言葉があり、まさにフォーマルシーンにふさわしいお品物といえます。
かざり彫り風のデザインがおしゃれな留め金具は、実はマグネット式。
慌しいお出かけ前にワンタッチでつけられる仕様です。
貝パールのマグネットネックレス

貝パールのマグネットネックレス

【5619896-10-01】
¥11,000(税込)
貝パールのマグネットネックレス
改まった席で身に着けるのに間違いのないのは、やはりパールのアクセサリー。
美しい光沢で、気品ある大人の女性の必須アイテムといえます。

慶弔どちらでもお使いいただけるのは周知のことですが、「人魚の涙」との言われもあり、特に喪のシーンでは哀悼の意をあらわします。

しっかり存在感のある8mm玉パールを使用し、よりいっそう装いを引き締めます。
マグネット留め具を採用し、スムーズに着脱できるので幅広い年代の方にご愛用いただいています。
飾り彫り風のデザインで高級感もそこないません。

6. まとめ

お葬式に適切な真珠ネックレスの選び方やおすすめをご紹介しました。
悲しみは予期せぬときに訪れるもの。

いざという時に慌てないよう、冠婚葬祭に適した真珠のネックレスとイヤリングをセットで用意しておくと安心です。

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FORMAL MESSAGE.com編集部

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